11月21日に衆議院が解散しました。
それから1週間ほどの間、「僕らの一歩が日本を変える。」というNPO団体の代表である青木大和さんが、ネット上で「炎上」しました。
「どうして解散するんですか?」という、10歳の少年になりすまして作ったサイトが問題視されたからです。
昨年の参議院選挙において、わたしたち Teens Opinion は「僕らの一歩が日本を変える。」と共同声明を出しました。
10代の政治への関心を高めたい、という共通したコンセプトを持つこともあり、
お互いに協力できるところがあるかもしれないと思ったからです。
今回の青木さんの企画のやり方は、やはりまずかったと思います。
ただ、ここで「10代が政治について何か言う」ということが
10代の中でも、自分の考えを強く持っている人もいれば、そうでない人もいます。
自分の考えを持っていたとしても、大人から見れば
ただ、10代が「自分たちが変えていく」という当事者意識を持ち、政治について考えること自体に意味があると思っています。
10代に、日本の未来について考える機会と、意見を聞いてもらう手段を作ること。
それが2012年に Teens Opinion というサイトを作った目的です。
今回の衆議院選挙にあわせてリニューアルした新しい Teens Opinion では、より広く、深く、10代の意見を詳細に集めるため、認証の方法を見なおし、政党に対する擬似投票だけでなく、政策ごとの是非が投票できるようになります。
また、大人の方と広く意見を交換し合えるようにしたいと考え、 Twitter と連携するように仕組みを変更しました。
10代が、これからの日本のことを考えるきっかけとして
そして、10代のわたしたちが考えていることを大人に知ってもらう手段として
少しでも役に立てればと思っています。
2014年12月2日
Teens Opinion 代表 吉田拓巳